「優しく時を刻む」

1940年代後半から約60年に渡り日本のデザインをリードし続けたデザイナー・渡辺力

剣持勇柳宗理らとともに「ジャパニーズモダン」の礎を創り、プロダクトやインテリアなど様々な分野のデザインを手掛けたことから「ジャパニーズデザインのパイオニア」とも呼ばれています。

彼のデザインの特徴は「いつの時代も誰からも愛されるシンプルで日本らしいデザイン」

その真髄に触れられるのが「リキクロック」でしょう。

この時計が生まれたのは2003年。渡辺力が92歳のときでした。

翌2004年にはグッドデザイン賞を受賞。時計のデザインをライフワークとした渡辺力の60年に渡るデザイナー人生の集大成ともいえる作品となりました。

デザインの核にあるのは「誰もが見やすい時計であること」そして「長く使えること」

タンバリンの枠と同じ構造のプライウッド(成形合板)のフレームは、楽器職人の熟練の技術で正確な円と仕上げの美しさを実現しています。

独特の形をした数字は誰もが見やすいものをと何千何万という書体の中からようやく見つけたもの。

「時計のデザインは、使う字体を”見つけた”時点で8割方終わっている」と生前語っているほど、渡辺は字体にこだわっていました。

短針、長針、秒針、とそれぞれ太さや長さが異なる針も、見やすさとデザイン性が絶妙のバランスで整っています。
その構造もできる限り壊れにくく、もしもの時には分解しやすく修理しやすいようにと、極力シンプルに作られています。

などなど細かいこだわり、ストーリーがたくさん詰まった時計なのですが、とにかく見ていただきたい!

無駄なものは極力削ぎ落としたシンプルなデザインなのですが、壁に掛けてもらうとすごくしっとりと馴染みます。

 

決して主張しない、でも「いつもここにいるよ」と語りかけてくるような優しい存在感。

この時計を初めて見たとき、渡辺力というデザイナーのこともデザインのことも何も知りませんでしたが「ああ、これだ」と見惚れました。

個人的にはアラビックな力強い字体の方が、プライウッドの軽やかさとの対比のバランス感が好きです(*^^*)

 
モノトーンデザインが好みだという方には、「リキスチールクロック」や「日比谷の時計」もおすすめです。
日比谷の時計」は、今なお東京・日比谷交差点に立つ、渡辺が1972年にデザインした
第一生命本社のポール時計をパーソナルサイズにリデザインしたものです。
 
アンティーク、ビンテージライクがお好きな方には「八角の時計」はいかがでしょうか?
こちらは渡辺がかつて影響を受けたけれども生産を終えてしまったものを、自身のディレクションのもと素材やバランスを見直してリデザインした時計になります。
 
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