新色マルニ60張地「ヒッコリー・へリンボン」の魅力

昨年2020年にマルニ60は、オークフレームチェアの原型である「No.79 (みやじま)」の発売から60周年という節目の年を迎えました。

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その際に60周年記念モデルをはじめとする新製品を発売、新布として追加された生地の一つが「ヒッコリーヘリンボン」

マルニ60と同じ広島県にて、1893年に創業され今では世界各国のアパレルブランドを支える老舗デニム生地メーカー”カイハラデニム”が手掛ける深いインディゴブルーを再現したデニム生地。

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広島を代表する2大メーカーによるコラボレーションチェアの誕生です。

カイハラデニムの国内シェアは約50%、輸出先は約30か国にまで昇り、街で見かけるデニムの2本に1本はカイハラデニムと言われています。

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Levi’sやEDWIN、THE NORTH FACEやFritz Hansen、CELINEやPRADAなど名だたるブランドへ輸出され、洋服デニムだけでなく時計のベルトやホテルの内装にまで用途は多岐に渡ります。

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一見シンプルな白とライトブルーのストライプ生地には、カイハラデニムの魅力がたっぷり。

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例えば繊維の一本一本をよく見てみると、インディゴブルーの染色は中まで染み渡らず、真ん中は微妙に白が残ったまま。

これはあえて中まで染めない事で、使い込むほどにより風合いの変化を生むため。

長年寄り添うことでデニムらしいエイジングを見せてくれるのです。

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またそもそもの原料であるコットンにもこだわりが。

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アメリカ、オーストラリア、ブラジルなどの綿産地から品質の高いコットンを仕入れ、厳格に仕入検査され検査基準を満たしたものだけを使用。

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現在では品種改良が行われた「芯白」と呼ばれる真っ白な綿が主流ですが、ヒッコリーヘリンボンでは「芯茶」と呼ばれる、品種改良が行われていない優しいブラウンが残った色見を再現した綿を使用することによって、ヴィンテージ品として扱われるデニムの色見や風合いを表現しています。

デニムの最大のメリットでありデメリットでもある「色落ち」。

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普段から身近にデニムを履きそのエイジングを知っている私たちにとって、洋服や素肌でもたれかかるクッションが”デニム”なのはどうなのだろう?と気になりますよね。

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マルニ60に採用されたヒッコリーヘリンボンでは、通常では行われないウォッシュ加工が行われています。

織りあがった後の繊維を専門の工場で一度洗い、洋服への色落ちや色移りを防ぐための工程を設けました。実はこの工程を加えることにより、マルニ60に採用されるための品質をクリアできたそうです。

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インディゴ染料は生物に例えられるほど繊細な原料で、温度や湿度の管理を常に必要とする素材。

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四季のある日本で季節によって変わる温度にも左右されないよう、品質の状態が完璧に管理されているのは創業から128年を経て成長を続けてきたカイハラデニムだからこそ表現できる深い色合いのインディゴブルー。

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創業当初の思いや形はそのままに、常に進化成長を遂げてきたマルニ60とカイハラデニムにたくさんの共通点を感じるのは、きっと私だけではないはず。

FELICE.KOBEFELICE.HIMEJIには共にヒッコリーヘリンボンクッションの展示と生地サンプルのご用意がございます。

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実際に見て、手で触れて。

カイハラデニムが表現するインディゴブルー、ヒッコリーヘリンボンの発色や手触りの良さをご体感ください。