「おしりが宙に浮いているような座り心地」としてご好評のマルニ60 オークフレームチェア。

中でも、より木材が持つ表情の個性が強い「キノママ」シリーズをご検討されるお客様が非常に多くいらっしゃいます。
キノママとは「木のありのまま、そのままの姿」を意味した言葉。

木は長い成長過程の中で、様々な環境条件に耐え生き抜いてきました。家具に使われる木のほとんどは、私たちが生まれる前から森の中に立っています。
マルニ60では美しい木目や色を選ぶこと、腐食や割れなどがない優勝な木材を見分けることはもちろんのこと、欠点の少ない木材を贅沢に使い、長く愛されるオークフレームチェアを作り続けてきました。
オークは年間数センチしか成長せず、ゆっくりゆっくりと木の密度を高めながら成長する貴重な樹です。
中でもオークフレームチェアでは、樹齢80~100年の立派な成木を使用。

しかし、その立派な成木1本に対して、家具材として使用できる部分はほんの僅かであることをご存じでしょうか?
一本の成木から、うねりが激しく家具材として適していない根や枝葉を切り落とすと、丸太として採れる量は約40%。
その後樹皮や芯材を除き、木目や色合いなどを条件によってランク分け、オークフレークチェアに適した部分を選び出すと、残りの量は約20%にまで下がります。
この過程によって色むらや節のない綺麗な木目が選び抜かれ、着色剤を一切使用しない、美しい木目や整った色合いの木材から厳選しオークフレームチェアは制作されていました。
そして選ばれなかった材は「落ち材」と呼ばれ、ボイラーで燃やし工場のエネルギーとして使用されていたのです。

色むらや白太などは家具の強度に影響を及ぼしません。
色や木目が不揃いといった、自然を生きてきた木として当たり前の証。
それは本当に使えない材料なのでしょうか?

マルニ60はこの「落ち材」の価値を見直し、節や色むら、虫穴といった木のありのままの姿を生かして、もう一つのオークフレームチェアを作り出しました、それが「キノママ」です。
私たち人間のエクボやほくろと同じ、節や色むらは木の持つそれぞれの個性、チャームポイントです。

その個性が好き、あえて選びたい。と言ってくださる方が非常に多く、木が持つ本来の姿の価値が見直されていることに嬉しさを感じます。
また、キノママをお選びいただくとお値段は通常のオークフレームチェアよりもリーズナブルな価格でご購入頂けます。


FELICEでは神戸店、姫路店共にオークフレームチェアとキノママの展示がございます。
木の持つ個性やチャームポイントを、沢山の方々にご覧いただけると嬉しいです。
みな様のご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
※本記事では「キノママ」ワードに、オークフレームのキノママページをリンクしております。
キノママにはオークとウォールナットの2タイプ主材をお選びいただくことが可能です。
■ウォールナット キノママ ページ はこちら