日本の森林を考える「カリモクニュースタンダード」

日本の森林を考える「カリモクニュースタンダード」





カリモク家具が展開するブランドとしては、「カリモク60」が有名です。FELICEでも、長年「カリモク60」を取り扱いしてきましたが、「カリモクニュースタンダード」とはストーリーやコンセプトが大きく異なります。

2009年にスタートしたカリモクニュースタンダードは、カリモクの職人が培ってきたユニークな視点と、国内外から選ばれた有数のデザイナーたちが手を組み、日本の家具デザインの新たなスタンダードとなるべく取り組んでいます。 また、素材にもこだわりがあります。カリモク60では主にマレーシアで採れたラバートリー材(ゴムの木)を使用していますが、カリモクニュースタンダードでは、主に北日本を原産地とする広葉樹(カエデ、クリ、ナラなど)を使用しています。

日本の国土の7割が森林というのは子供の時に習った気がしますが、これまでは主に紙パルプ原料のチップとしての利用が多く、広葉樹が持つ本来の価値に比べてあまり有効な利用がされているとは言えませんでした。 そこで、広葉樹のサスティナブルな活用、さらに森林保全や林業地域の活性化といった日本の森が抱える問題に対し、「木工家具メーカーとして何ができるだろうか?」「どうあるべきなのか?」 家具が生まれるまでのどのプロセスにおいても、常にこのテーマに立ち戻り考えられています。

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