広島県の老舗家具メーカー『マルニ木工』が、1960年代のロングライフ製品を復刻生産する「60VISION(ロクマルビジョン)」に参加して立ち上げた新ブランド「マルニ60(ロクマル)」。そのマルニ60の定番ソファであるオークフレームチェアシリーズに「ハイバック」仕様が新たにラインナップされました。
マルニ60の根幹にある「ロングライフデザイン」という大きなテーマの数ある要素の中から「快適性」に注目した商品化となります。
通常仕様のオークフレームチェアから背クッションを約10㎝(背板は約7cm)高くし、よりゆったりとした安定感のある掛け心地を実現しています。
●通常仕様からハイバックへ変更について
背クッション(約10cmアップ)と背板(約7cmアップ)以外のパーツについては仕様変更していませんので、背クッションと背板を取り変えるだけでハイバックに変化させることが可能となります。既に通常仕様のオークフレームチェアをお持ちで、ハイバックへの変更をご希望のお客様は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
[木部の仕上げ(塗装)について]
従来の「ウレタン塗装」に加え、ゆっくりと経年変化をして味わい深くなる「オイル仕上げ」もお選びいただけるようになりました。
・ウレタン塗装について
木の表面にウレタン樹脂という薄く透明な膜を作る塗装です。一般的には人工的な光沢感がありますが、マルニ木工のウレタン塗装は比較的薄く自然な仕上がりで、ツヤ感が抑えられ木材の風合いも生かしています。オイル仕上げに比べて水や汚れが染み込みにくく拭き取ることで簡単にお手入れができます。
・オイル仕上げについて
木材そのものの美しさをお楽しみ頂けます。水や汚れに弱いデメリットはありますが、メンテナンスや経年変化など長期的な目線で楽しめます。
ウレタン塗装の場合、傷が付いたり劣化による表面の樹脂剥がれが起きると個人でのメンテナンス(再塗装)は困難ですが、オイル仕上げの場合は、ご自身でのメンテナンス(再塗装)が比較的容易です。また、樹脂で塗膜を作らないので樹脂剥がれはなく、純粋に木の経年変化を味わいとして楽しめます。
※塗膜がないので木が呼吸しています。湿度の変化により、割れや反りが発生することがあります。
[張地について]
オークフレームチェアの復刻に合わせ、現代のライフスタイルに適応した張地も素材と配色にもこだわりました。
柔らかな手触りが特徴の定番「ビニールレザー」、肌触りのやさしい段モケット「コロニー」、タテ・ヨコに太番手のモール糸でさっくりと織られた「シュプール」、1960年代に流行したネップ糸を使用したどこか懐かしく素朴な「コースト」、シンプルな表情ながら奥行を感じさせる美しい張布でテフロン防汚撥水加工が施されている「バリ」、使いこんだような風合いの「帆布」、細番手のモール糸を織りまぜた細やかな表情の「サガ」、両面モールスキンのダブルフェイスで、使い込むうちに表面の糸が擦り減ることで裏面の色が現れる性質を持ち、経年変化が楽しめる「dopタンバリン」は、ファッションブライド「mina perhonen(ミナペルホネン)」のインテリアファブリックです。