2005年「女性サイズの椅子」をコンセプトに作られた小泉誠デザインの、軽量で持ちやすい小ぶりなチェア。翌2006年にグッドデザイン賞を受賞。
アームのキャンチレバー(片持ち梁)構造が「く」の字になっており、接合面の加工精度を高めることで強度を追求しました。
椅子を斜め前から見ると「くく」と読めるのが、その名の由来です。こちらのkukuは、無垢板を削りだした背無垢タイプです。
[DESIGNER]
小泉誠
コイズミマコト
1960年東京生まれ。木工技術を習得した後、デザイナー原兆英と原成光に師事。 1990年Koizumi Studio設立。2003年にはデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインに関わり、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との恊働を続けている。 2005年より武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授。2012毎日デザイン賞受賞、2015日本クラフト展大賞。JCD賞、SDA賞、DDA賞、グッドデザイン賞、など受賞多数。
[BRAND]
宮崎椅子製作所
ミヤザキイスセイサクジョ
1969年創業。四国・徳島県のに拠点を置く、木の椅子づくり専門の家具メーカー。家具デザイナーの村澤一晃と小泉誠を中心に、Inoda+Svejeほか幾人かのデザイナーと職人が、現場で手を動かしながら生みだすワークショップ方式のデザイン開発。 機能性や利便性といった価値を椅子にそなえると同時に、さまざまなチャレンジやアイデアで、新しい方向性を見つけだしています。