こちらのUUチェアは、黒褐色の重厚な木材「ウェンジ材」とデンマーク・ソーレンセン社の「ロイヤルヌバック」を使用した宮崎椅子製作所50周年記念モデルです。
[UUチェアについて]
その名のごとく、人気の宮崎椅子Uチェアに、もう一つのU字型フレームを重ねた「UUチェア」。
Uチェアの座り心地をアップデートさせたアームタイプ椅子として誕生。スケール感も良く、よりゆったりと座れる肘掛けの機能性が充実しています。
「2009年度グッドデザイン賞」を受賞。
宮崎椅子製作所50周年記念モデル
宮崎椅子製作所が創業して50年。 全国屈指の鏡台の産地・徳島で、鏡台のスツールを下請け製作することで技術を磨きながら、これまでに100アイテム以上の
オリジナル製品を生み出してきました。
デザインと技術を一体にした独創性をそなえ、日本でつくる意味と価値のある椅子づくりを目指す宮崎椅子製作所の取り組みは、デザイン開発を共に行う国内外のデザイナーや職人「作り手」、私たちFELICEのようなパートナーショップ「伝え手」、そして「使い手」であるお客様とが良い関係がつながって成り立ちます。
これまでのあゆみを振り返り、これからの50年もたゆまず椅子づくりに専念していく思いを込めてお届ける為に、ザイール産ウェンジとデンマーク・ソーレンセン社のレザーを使った「宮崎椅子製作所50周年記念モデル」15アイテムを限定生産します。
黒褐色の重厚な木材
「ウェンジ」

※上画像はウェンジ原木とboチェアのイメージ画像
穏やかな黒褐色で独特な表情を持つウェンジ材は、古くから貴重な木材と
して家具に使われてきました。乾燥がとても遅いため、時間をかけて十分
に乾燥させたものでないと良材にはなりません。また、強い材質でありな
がら、製作工程では割れを起こす場合もあるため、木目を読みながら丁
寧で慎重な作業が求められる職人泣かせの材料でもあります。
完成すれば収縮が少なく、安定性、耐久性、強度に優れます。重厚な素
材感は、クラシカルな家具にもモダンなデザインにも似合い、油分が多く
使う人の手に触れ磨かれることで美しい艶が増していくことでも人気の高
い樹種となっています。
ウェンジ材は導管(木目の筋)が深いので、オイルを2回塗りで仕上げています。
それによって深くオイルが浸透させて材を保護しています。
創業50周年記念特別仕様モデルは、1年間の期間限定販売ですが、今回仕入れたウェンジの原木が無くなり次第終了の限定生産品となります。
※DC10はウォールナット材のエボニー色オイル仕上げとなります。
北欧レザー
「ソーレンセン・ロイヤルヌバック」
創業50周年記念特別仕様モデルに使う張地は、デンマーク・ソーレンセ
ン社のナチュラルレザーです。デンマークでもっとも知られた皮革メーカー
であるだけでなく、ヨーロッパを中心に、アメリカ、アジアなどの多くの国々
で高品質なレザーとして高く評価され、世界の建築家やデザイナーとのコ
ラボレーションも多様に行っています。
「ロイヤルヌバック」シリーズは、革の素材感を活かしたアリニン仕上げ(染
料仕上げ)の最高峰。しっとりとしたスムーズな触り心地で、独特の艶消
しの光沢と色彩がインテリアに映えます。
カラーは、アーモンドとエクリュ、2色から選べます。
[DESIGNER]
小泉誠
コイズミマコト
1960年東京生まれ。木工技術を習得した後、デザイナー原兆英と原成光に師事。 1990年Koizumi Studio設立。2003年にはデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインに関わり、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との恊働を続けている。 2005年より武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授。2012毎日デザイン賞受賞、2015日本クラフト展大賞。JCD賞、SDA賞、DDA賞、グッドデザイン賞、など受賞多数。
[BRAND]
宮崎椅子製作所
ミヤザキイスセイサクジョ
1969年創業。四国・徳島県のに拠点を置く、木の椅子づくり専門の家具メーカー。家具デザイナーの村澤一晃と小泉誠を中心に、Inoda+Svejeほか幾人かのデザイナーと職人が、現場で手を動かしながら生みだすワークショップ方式のデザイン開発。 機能性や利便性といった価値を椅子にそなえると同時に、さまざまなチャレンジやアイデアで、新しい方向性を見つけだしています。