軽さとゆったりした座り心地を備えたpepeチェア。宮崎椅子の代名詞と言っても過言ではありません。
木製家具特有の表情の優しさを最大限に活かすとともに、フィンガージョイントという木材加工技術をより高度なレベルでデザインに展開することで、曲げ木や成形ではできない独特な構造とフォルムの美しさを実現させました。座り心地の良さだけではなく、手触りの良さ、扱いやすさ、そして強度と軽さを併せ持ち、日用品として長い期間使用する上での飽きのこないデザインです。
脚部先端の断面は円形ですが、アーム部分では丸四角になり、背の先端で再び円になるという変化を持たせている。木だから可能な微妙な断面を持つフレーム形状による、手触りの良さもデザインのポイント。
2005年にグッドデザイン賞を受賞。
[DESIGNER]
村澤 一晃
ムラサワカズテル
1965年東京生まれ。垂見健三デザイン事務所を経て1989年にイタリアへ留学。1990年よりセルジオ・カラトローニデザイン建築事務所(ミラノ)に勤務。1994年ムラサワデザイン開設。「デザインは生活や行動のすべての中にある」を信条として、現場で手を動かし、それぞれのメーカーと関係を育てていく股旅デザイナー。これまでに国内外200以上の向上を歩き回り、道を歩くとき、飛行機で移動するとき、稼働する工場を見つめるとき、誰かと会話するとき、そこからデザインを紡ぎ出していく。これまでに20製品がグッドデザイン賞を受賞。
[BRAND]
宮崎椅子製作所
ミヤザキイスセイサクジョ
1969年創業。四国・徳島県のに拠点を置く、木の椅子づくり専門の家具メーカー。家具デザイナーの村澤一晃と小泉誠を中心に、Inoda+Svejeほか幾人かのデザイナーと職人が、現場で手を動かしながら生みだすワークショップ方式のデザイン開発。 機能性や利便性といった価値を椅子にそなえると同時に、さまざまなチャレンジやアイデアで、新しい方向性を見つけだしています。