カリモク60ダイニングチェア特集

現代のライフスタイルに合わせて
デザインされたシリーズ

1962年からのロングライフブランド「カリモク60」を、より幅広いシーンでお使いいただけるよう、カリモク60のDNAを引き継いだ現代のデザイナーによってデザインされたシリーズ『カリモク60+(ロクマルプラス)』。

変わり続ける時代だからこそ、いつの時代にも通用する「ロングライフデザイン」をコンセプトに開発しています。 1960年代当時にはなかったダイニングテーブルやTVボード、デスクなど、新たなアイテムが少しずつ生み出されています。

その中でもカリモク60+のダイニングチェアはデザイン性・機能性・コストパフォーマンスを備えた、もはや定番ともいえるラインナップとなりました。

ダイニングチェアとTチェア

カリモク60ブランドのダイニングチェアには、2005年に販売開始されたカリモク60+シリーズのダイニングチェア(肘付き)とアームレスダイニングチェア、 その4年後の2009年に同じくカリモク60+シリーズとして販売開始されたTチェア(旧称アームレスダイニングチェアⅡ)があります。
その他にもスタッキングスツールやベンチ、1969年販売開始(1973年廃番-2002年復刻)されたカリモク60ブランドのDチェアなどもありますが、 ここではカリモク60+シリーズのダイニングチェア(肘付き)とアームレスダイニングチェア、そしてTチェアにフィーチャーしていきます。

飽きの来ないベーシックなデザインと快適な座り心地

後脚から横桟、前脚まで平面でつながっているデザインが直線的で、全体にスッキリとした印象。 背もたれの形状は、背あたりを良くするために人間の胴周りに近いカーブを描いていて、カーブした背もたれに表張材を張り込むこだわりの技術です。
一見するとよく目にするデザインのようにもに思えますが、細部にこだわりと計算があり、その積み重ねが上質の座り心地を生み出してくれます。


  • 背もたれは、背中を包み込むように三次元でクッションが張り込まれており、体重をシートとのみならず、背もたれ部でも受け止めることで、体圧力分散が優れています。
  • 実はサイズが異なるダイングチェア(肘有り)とアームレスダイニングチェアの座面パーツ。肘有りの方が若干幅広の設計になっています。
  • 脚とシート桟・アームの継ぎ目は一体に組付けられており、段差がありません。前脚と後脚の間に入るアームにより、高い耐久性を実現しています。
  • 脚とシート桟・ヌキの継ぎ目は一体に組付けられており、段差がありません。各脚と脚の間に入っているヌキ(棒)により、高い耐久性を実現しています。

業界内で”名作”との呼び声高いTチェア

1960年代のダイニングチェアをベースに、掛け心地にもこだわり、天板高が低めのDテーブルにもセッティングできるように、カリモク60+としてデザインされました。
木管が多く使用されており、直線的な定番ダイニングチェアと比べても、おおらかで、やわらかい印象です。 背もたれの形状は、背あたりを良くするためにカーブを描いていますが、木製のため、より大きな丸みと上に広がる角度をつけて、背あたりを良くしています。
2009年の販売開始当初は「アームレスダイニングチェアⅡ」という名称でしたが、このチェアの生みの親であるカリモク家具のインハウスデザイナー・高峯千佳氏のイニシャルから「T」をとって、2009年「Tチェア」へ名称変更しました。また同年には待望の板座仕様がリリース。ノンスリップ塗装が「滑りやすい」という板座の弱点をカバーしています。
なお、このTチェアは、デザイン性・座り心地・耐久性にコストパフォーマンスの高さも加わり、業界内では”名作”との呼び声高いチェアです。


  • カジュアルでおおらかなカーブを描く背もたれは、背あたりとデザインの決め手。
  • 背もたれと後ろ脚の接合部は、 3点でしっかり留めていながら、接合部が1ヶ所しか見えない構造。ボルト穴も木栓で丁寧にふさいでいます。
  • 台形の座面が広く、傾斜もあるため、体格の大きい方でもゆったり座ることができます。
  • カリモク60+ダイニングテーブル やDテーブルとの相性が良い丸みのある脚。

座り心地と軽量化を両立させる”布バネ”

ダイニングチェア、アームレスダイニングチェア、Tチェアに共通するのが、長時間座っていても疲れにくい、底付き感のない座り心地。
座面は2層ウレタン(スラブウレタン/チップウレタン)のシート構造になっています。 座り心地の決め手となるのは、ベースとなる合板をくり抜いて、張り込んだ「ポリエステルメッシュ(布バネ)」。
これによって、お尻にかかる圧力を分散し、身体全体を包み込むように支えてくれます。 そして、ポリエステルメッシュの上にあるウレタンの劣化も軽減され、ウレタンの耐久性も高まります。 また、メッシュ構造のため通気性も高く衛生的です。 このポリエステルメッシュは、座り心地の向上と軽量化を両立させてくれることから、 椅子などの家具以外では、航空機や自動車にも採用されています。

繰り返し傾き試験

ダイニングチェアで最も負荷がかかる箇所は、後ろ脚と座面下横桟の接合部です。 長年使用するうちにこの接合部が外れやすくなります。 カリモクではこの接合部を、「地獄ホゾ」と呼ばれるより外れにくい留め構造にして、安心して永くお使いいただけるようにしています。

また、実使用時のさまざまな場面を想定し、椅子にかなりの負荷をかけて行う試験も実施しています。 シート面に荷重をかけ後方に傾けた状態から、前方に繰り返し落下させ、各接合部の切れや破損の有無を確認します。 食堂椅子の場合、シート面に60kgの荷重をかけた状態で3万回繰り返し落下させます。
カリモク家具では、家具の耐久性を確保するために用途に応じた様々な品質検査・試験を実施。 張り地の強度試験、ソファや椅子類のシート繰り返し落下試験など、カリモク家具の基準に基づいて厳しく行われています。