- モケットについて -

モケット布地は平織布地と異なり、ボリューム感と光沢が美しく、耐久性があり、公共交通機関にも使われる実用的な織物です。「モケットグリーン」は、カリモク60の人気張地としても知られています。

- モケットの用途 -

  • ●強靭な地布と柔らかな起毛を兼ね備えた張地

    モケットとは、化学繊維やウールのパイルを織り出して、布の片面だけに模様を表した織物の名称。毛織物の一種で、経緯に錦糸の織り込まれた地布は非常に丈夫。表面に現れているパイルは、毛足を短くカットした起毛仕立てになっていることが多く、緻密で繊細な模様が特徴。

  • ●電車やバスのシートなど公共機関でも多く採用

    強靭な地布と柔らかな起毛を兼ね備えたモケットは、強い摩擦の加わるカーシートや、バス・鉄道車両・航空機などの座席、劇場のソファの貼り布として多く用いられています。

パイル糸が、歯ブラシのように前後左右に揺れ動くことで、織物のコアを痛めにくくなっています。老舗喫茶店で10年20年使われて、ウレタンがへたってしまっている椅子も、張地のモケットは多少毛は抜けていても、破れていないまま保っているの目にすることがあります。また、座っていて蒸れないので、モケット張地の椅子を置いてあるのは、長い間座ってもらう“おもてなしの喫茶店”といえるかもしれません。

- カリモク60モケットグリーンの耐荷重強度が進化 -

パイルをアクリルとポリエステルを混紡する事により、耐荷重強度が増し、毛癖が発生しにくく改良しています。
一般的なモケットよりも毛足を長くすることでボリューム感のある生地になっています。また、パイル密度は電車などで使われるモケットの約2倍。さらに、アクリル糸とポリエステル糸を半々の割合で撚った糸を織ることで、毛足を強くして毛が寝にくいようになっています。

●組成変更内容

従来版:アクリル81%、ポリエステル11%、レーヨン8%

改良版(2015年春以降):ポリエステル65.1%、アクリル28.4%、レーヨン6.5%。
表地のパイルはポリエステル50%、アクリル50%、裏地はポリエステルとレーヨンが混ざった糸を使用。

※カリモク60モケットグリーンとモケットブラックは織元(製造元)が異なり、モケットブラックの組成はアクリル65% レーヨン20% ポリエステル15%です。

  • ●モケットの経年変化

    こちらの画像は改良前のモケットグリーン張地の毛が寝てしまった状態の一例です。改良版では、毛が寝にくくなるよう工夫が施されていますが、まったく毛が寝なくなるわけではありません。これらの経年変化はモケットの特性でもあり個性です。モケット特有の経年変化としてご理解いただき、お楽しみいただけますと幸いです。

- モケットのお手入れ方法 -

●定期的なお手入れ
掃除機でゴミを吸い取るか、柔らかいブラシでブラッシングしてください。
※強力な掃除機で強く吸うとノズルの形がつく可能性があります。

●飲み物や食べ物の汚れがついた場合
飲み物や食べ物の汚れがついた場合は、柔らかい布に中性洗剤を薄めたぬるま湯で固く絞って拭き取ってください(モケットは毛の順目方向にそって拭きます)。 そのあと水拭きで洗剤液を十分拭き取り乾拭きし十分自然乾燥させてください。

●汚れが目立つ場合
ユニタス社のテキスタイルケアキットなど、テキスタイル専用のクリーナーをご利用ください。使用前に、各クリーナーの取扱説明書をよくお読みになり、必ず目立たない場所でお試し頂いてからご利用ください。

<注意>
モケットは熱に弱いので、スチーム洗浄機は絶対に使用しないで下さい。高温のため毛が解けて抜けます。

- カリモク60モケット張地アイテム -