『日本の木とKチェア』第3弾のお知らせ。

『日本の木とKチェア』第3弾のお知らせ。

国産材『ヤマザクラ』 『ミズメ』の「限定Kチェア企画」

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FELICE.ONLINE
受注期間:2025年8月1日(金)~11月2日(日)
張地  :パターンオーダーから選択
アイテム:カリモク60/Kチェア/1シーター・2シーター

 

◆ヤマザクラ(山桜) 伐採地:秋田県、岩手県

ヤマザクラは、日本に古くから自生するバラ科サクラ属の落葉広葉樹で、その美しい木目、優れた耐久性、そして加工性の良さから、古くから日本の家具用材として高く評価されてきました。
単に強度があるだけでなく、使えば使うほど深まる風合いも大きな魅力です。

◆ヤマザクラの主な特徴

1.硬さと粘りを兼ね備えた堅牢な材
ヤマザクラの材は、適度な硬さと粘りを併せ持つため、衝撃に強く、割れや欠けが生じにくいのが特徴です。これは、日々の使用に耐えるダイニングテーブルや椅子などの家具に非常に適しており、重厚感のあるしっかりとした家具を作ることが可能です。

2.緻密な木目と独特の経年変化
木目は非常に緻密で均一なため、表面は滑らかで手触りが良い仕上がりになります。心材は淡い赤褐色から赤みを帯びた褐色をしており、これが「サクラ色」と呼ばれる独特の温かみのある色合いです。ヤマザクラの最大の魅力は、経年変化(エイジング)によって深まる風合いです。
使い込むほどに色が濃くなり、艶が増すため、まるで「育てる家具」のようにその家具独自の歴史と表情が刻まれていきます。

3.優れた加工性と仕上がりの美しさ
硬すぎず柔らかすぎないため、切削加工がしやすく、繊細な意匠や曲線的なデザインの家具も作りやすい利点があります。
また、接着剤との相性も良く、塗料の吸い込みが均一なため、美しい塗装面が得られます。オイル仕上げにすると、本来の木目の美しさや手触りを最大限に引き出し、自然な風合いを楽しむことができます。

4.安定性と希少性
乾燥させた後の安定性が高く、狂いや反りが少ないため、寸法の安定性が求められる家具製作に適しています。近年、良質なヤマザクラの材は流通量が少なく、希少価値が高まっているため、家具としての価値も高まる傾向にあります。

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◆ミズメ(水目)伐採地:岐阜県飛騨市

ミズメは、カバノキ科カバノキ属の落葉広葉樹で、本州、四国、九州に分布しています。サクラの仲間ではありませんが、その材の美しさから「ミズメザクラ」と呼ばれることもあります。樹皮に傷をつけると水のような樹液を出すことが名前の由来とされ、別名には「ヨグソミネバリ」や、かつて梓弓の材料だったことから「アズサ」などがあります。
流通量が少なく山中に散在しているため、希少価値が高く、入手は非常に困難な材です。

◆ミズメの主な特徴

1.重厚で狂いの少ない堅牢な材
ミズメは重厚でありながらも非常に丈夫で、狂いが少ない特性を持っています。また、適度な粘りがあるためもろさがなく、家具材として非常に適しています。高い耐久性が求められる家具にも安心して使用できる品質です。

2.きめ細やかな木目と滑らかな手触り
きめ細やかな木目で、導管が狭いため、表面は非常に滑らかな手触りです。この緻密な木目は、家具に上品で洗練された印象を与え、使うほどに手に馴染む質感を提供します。

3.特徴的な杢と優雅な経年変化
心材と辺材の色差がはっきりしており、剥ぎ合わせると白、赤、白のストライプ模様になりやすいのが特徴です。また、「ミズメザクラ」と呼ばれるミズメの木目には、虎の紋様に似た「トラ杢」や、細かく波打ったような「縮杢」が現れやすい傾向があります。
これらの杢目は、光の当たり方や見る角度によって輝きながら浮き出て見え、非常に上品で高級感あふれる表情を見せます。
材の色合いは、はじめは淡いピンクのような優しい色合いですが、年数を重ねるごとに温かみと深みのある艶やかな茶褐色へと変化していきます。この美しい経年変化もミズメの大きな魅力です。

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『日本の木とKチェア』企画について


日本の森林率は約67%で、先進国の中ではフィンランドに次いで第2位の森林大国といえます。しかしながら木材自給率は約40%で、一度人が手を入れた森は、伐採を含めた適切な管理を行わなければ、土地が痩せてやがて荒廃してしまいます。

国産材の活用が進まない背景には、外国産材の加工のしやすさや価格競争力などがありますが、日本の森が多種・少量の木々で構成されていることも関係しています。
南北に⾧い日本には、約1200種の樹木が存在し、スギやヒノキの人工林以外の森では同じ樹種がまとまって生えていることは少なく、出材される樹木は種類も特徴も多様です。

カリモク家具は、家具に有用とされるナラ材やクリ材といったものだけでなく、ヒノキなどの針葉樹や、丸太の末口径が25cm未満の「小径木」と呼ばれる木材など、一般的には家具づくりに不向きとされる木材も調達しています。
同じ種類で一定の径級の木材を数多く仕入れたほうが生産性は上がりますが、それでは森の多様性を維持しながら持続的に家具を生産することはできません。

「多様な木材から家具をつくること」
が、カリモクの考える「森との共存」のかたちです。
2025年も2024年に引き続き、複数の国産材を使用した「限定Kチェア」のオーダー企画を行います。
日本の林業の発展に貢献する活動を通して、メイドインジャパンのロングライフブランド「カリモク60」にマッチした企画です。
カリモク家具は、このスタイル提案を今後も継続して行ってまいります。

 【期間限定】カリモク60 日本の木とKチェア


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【神戸店限定企画】カリモク60《secret FAIR》


神戸店限定でご予約ご来店頂き「カリモク60」ご購入の方に、金額に合わせて非売品「カリモク60」アイテムをプレゼントさせて頂いております!※なくなり次第終了となります

 

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※FELICE神戸店は「貸切ご予約制」の営業体制となっております。

 

 

 

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