宮崎椅子製作所の歴史を紐解く ~The History~

四国・徳島県に位置する宮崎椅子製作所。

1969年に創業してどのような歴史を歩んできたのか。また、その自社ブランドの椅子づくりをどのような経緯で作ったのか。
「日本で作る意味と価値のある椅子づくり」とはどんな意味なのかを深掘りたいと思います。

創業後は地場産品である阿波鏡台用の椅子などを製作

宮崎椅子製作所は1969年に日本、四国の徳島で創業。地場産品である阿波鏡台用にスツール・椅子などを作っていました。

徳島県の阿波鏡台は伝統のある家具で身だしなみをセットし、化粧品やブラシなどを収納するのに便利で利用されていました。

鏡台自体は明治時代から作りはじめた家具のひとつで、昭和天皇が購入をしたことで知名度が上がり、有名になりました。その中でも阿波鏡台は引き出しの内部も金属を使わずに桐材を使用しており、京都などの高級品を好む傾向が高い人たちが利用していました。

2000年に打ち出した新しいコンセプト
「日本で作る意味と価値のある椅子づくり」

宮崎椅子製作所は2000年に『日本で作る意味と価値のある椅子づくり』をコンセプトにして、家具デザイナーの村澤一晃氏や小泉誠氏との出会いを機に第二の創業に踏み切りました。

その“日本で作る・・・”の冒頭には「宮崎椅子製作所が」の主語を内包させ、宮崎椅子製作所でしか作れない椅子を開発すること、日本人の職人が誇りをもって作ることを目指し、デザインとクオリティーにこだわりをもった椅子作りを目指して再スタートいたしました。

モノづくりの根幹は、「技術」と「デザイン」を一体にすること。

1969年に創業して製作していた阿波鏡台用にスツール・椅子の頃から大事にしていた「技術」と「デザイン」。これを継承し、まさに『日本で作る意味と価値のある椅子づくり』を実現するためにはデザイナーと職人が共同で商品を一生懸命作り上げていくことが重要だと考え、2000年のスタートから現在に至るまで国内・海外の有力デザイナーと宮崎椅子製作所の職人が現場で手を動かし、一緒に考える「ワークショップ方式」でデザイン開発を行っています。

良質の材料、優れた技術、心を込めた丁寧な仕事を信条として、ユーザーとつくり手の喜びが通い合うモノづくりを目指しています。

デザイナーと一緒に作り上げてきた実績

宮崎椅子製作所だからこそできたデザイナーと職人の共同で作り「技術」と「デザイン」を一体にした椅子。

その努力の現れが数々のデザイン賞受賞製品として残されました。

 

 

 

 

 

商業空間納入事例

デザイナーと共に作り上げてきた宮崎椅子製作所のブランド。その功績が認められカフェ、ショップ、飲食店、旅館、図書館など、さまざまな公共・商業施設でも納入実績を重ねることとなりました。

 

まとめ

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。 新しく商品を開発する際の緊張感、さらには「ワークショップ方式」でデザイン開発によって生まれるデザイナーと職人の意見のぶつかり合い。 それにより本当にいいものが出来上がるというのを体現しているのはないかと思います。 当店では宮崎椅子製作所の商品を取り扱っておりますので、是非ご覧になってください。

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